『季刊ピープルズ・プラン』29号(2005年冬号)

『問われる戦時性暴力』への政治的圧力を読み解き、これに反対する――「民衆法廷」の意義再び(青山薫)

特集にあたって(白川真澄)

  【特集】姿を現わした改憲の全体像

《鼎談》怖いものなし、言いたい放題の改憲論議  樋口陽一・紙谷雅子・花崎皋平

[PP研シンポジウム報告]
◎改憲の二つの狙いと改憲論の諸類型 渡辺 治
◎なぜ男女平等規定が狙われるのか  竹信三恵子
◎民衆の安全保障からみた憲法九条  土佐 弘之
  ―― 討 論 ――
 
◎教育基本法「改正」のねらい (洪美珍)

◆ブッシュの勝利、ファルージャ、共和党右派によるグローバル平和運動への挑戦(ウォルデン・ベロ)

  【小特集】グローバル化の中での現代中国の農民・農村・農業
◎グローバル化と地域ガバナンス――もうひとつの世界をしたから内から創る道
 劉健芝(ラオ・キンチ)
◎中国の問題とは農民の問題である――世紀転換期における「三次元の農村問題」
についての考察 温鉄軍(ウェン・ティエジュン)
[インタビュー]農民の自己組織化にもとづく農村再建――温鉄軍さんに聞く 聞き手:武藤一羊
◎腹八分目の思想をつくりだす (大野和興)

◆裏返る内と外、占領の行き着くところ――AAOパレスチナ滞在記(八鍬瑞子)
◆歴史教科書の採択をめぐって――現状と課題、そして可能性について(奥村悦夫)

  【書評】
◎本山美彦著『民営化される戦争――二一世紀の民族紛争と企業』(山口響)
◎スーザン・ジョージ『オルター・グローバリゼーション宣言』(森田成也)
◎秋山洋子著『私と中国とフェミニズム』(坂元ひろ子)
◎桜井大子編『雅子の「反乱」』――大衆天皇制の〈政治学〉(珍遊)

  【映画評】誰も知らない(Nobody knows) (高原幸子)

  【時評】立川「反戦ビラ」無罪判決をめぐって――戦時下の「住居侵入罪」、
かつてと今 (天野恵一)

  【シリーズ】
◎うちなーだより20 漁師たちが選びとるもの (由井 晶子)
◎《運動の思想》を読む15 安積遊歩『癒しのセクシー・トリップ――わたしは車イスの私が好き!』 (千田 有紀)
◎エセックスだより最終回 ミドルクラスなクリスマス (青山 薫)
◎アジアのムラから見た《世界》11 労働者の頭と農民の心 (大橋 成子)
◎ハイファに溺れて(3)出会い系、久々のヒット!! (田浪 亜央江)

◆ピープルネスへ4 (花崎皋平)

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