研究会・講座

  • 第10回 ピープルズ・ムーブメント研究会(10月16日)
    日本に暮らす移民・難民の権利と尊厳を守るー入管法改悪の動きをめぐって講師:山岸素子(移住者と連帯する全国ネットワーク理事・事務局長) 今年6月、出入国管理および難民認定法(入管法)の改定案が国会で押し切られ成立しました。本来ならば、国際人権基準に沿って国籍や在留資格に関係なく、すべての人の基本的人権 … 続きを読む
  • ■次回戦後研の案内
    日時:2023年9月20日(水)19時〜場所:PP研会議テーマ:歴史修正主義報告者:篠木祐子さん読んでくるもの:武井彩佳『歴史修正主義:ヒトラー賛美、ホロコースト否定論から法規制まで』中公新書(2021年) ※感染対策で参加人数を把握したいため、新規あるいは久しぶりに会場に来られる方は、PP研(pp … 続きを読む
  • ■次回戦後研の案内
    日時:2023年8月23日(水) 19時〜場所:PP研会議室テーマ:ナチス報告者:池田祥子さん読んでくるもの:小野寺拓也+田野大輔『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』岩波ブックレット(2023年) ※感染対策で参加人数を把握したいため、新規あるいは久しぶりに会場に来られ る方は、PP研(pps … 続きを読む
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論説

  • 加速する岸田政権の軍拡路線――歯止めはないのか
    金子文夫                 ◆軍拡路線の進展  8月末、2024年度予算の概算要求が出揃った。防衛省は7.7兆円という過去最高の額を計上した。前年度の当初要求額5.6兆円の1.4倍にあたる。しかも、これ以外に金額を明示しない事項要求や後年度負担額が加わる。  今回の概算要求の内容をみる … 続きを読む
  • 現代日本政治における「3・2・1の法則」と維新の位置
    大井赤亥(政治学) PP研では、7月28日の第9回ピープルズ・ムーブメント研究会で「日本維新の会はなぜ躍進したのか」と題して、大井赤亥さんの報告を受けました。当日のパワポによる報告とほぼ内容的に重なる文章が「テオリア」2023年8月10日号に掲載されているので、本人と「テオリア」の了解を得て投稿しま … 続きを読む
  • マイナンバー強制社会にいかに抗するか?
        宮崎俊郎(共通番号いらないネット) 1.マイナンバー強制策への道程  番号法が成立した2013年から早10年が過ぎた。  住基ネットの住民票コードが総背番号として様々な個人データを紐づける予定だったが、国民総背番号制に対する恐怖は住基ネットを本人確認システムに限定させた。そのことをもって住基 … 続きを読む
  • 最悪の財源プラン――岸田政権の少子化対策を斬る
    白川真澄  てんこ盛りのメニューを並べ立てた「異次元の少子化対策」。これによって政権支持率の浮上を狙った岸田首相だが、その目論見はみごとに外れつつある。  内閣支持率が急落しているが※、その最大の理由は、相次ぐトラブル発覚でマイナンバーカードの利用拡大への不信が一気に高まったことにある。これに加えて … 続きを読む
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時評

  • G7にNO!ー軍都広島で見たこと、考えたこと
    京極紀子(G7いらない!首都圏ネットワーク 「G7広島サミットを問う市民のつどい」実行委員会)  今年、日本は7年ぶりのG7議長国で、5月19日から21日の3日間、広島で首脳会合(サミット)が開催された。  広島現地では、広島のみなさんを中心に「G7広島サミットを問う市民のつどい」が準備され、実行委 … 続きを読む
  • 米・日が強化するフィリピンの軍事化―「台湾有事」をめぐって
    ピープルズ・プラン研究所運営委員  大橋成子 「米中の大国の対立に巻き込まれたくない!」と、フィリピン各地で昨年以来、学生や市民による集会、デモが相次いでいる。 今、フィリピンは「台湾有事」を巡る米中の対立で、両国の板挟みの状況に置かれ、さらに日本政府が今年4月5日に発表した新制度「政府安全保障能力 … 続きを読む
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コラム

  • 2023 8・15 市民文化フォーラム 第56回集会参加記
    「日本の『植民地戦争』責任と戦後民主主義の枯死について」   長澤淑夫(PP研) 発題者 愼蒼宇(法政大学:朝鮮近代史) 討論者 内海愛子(市民文化フォーラム)  愼さんのテーマは「日本の近代社会認識と植民地支配責任―関東大震災朝鮮人虐殺と日本官民の植民地戦争経験の視点から」だった。今年は関東大震災 … 続きを読む
  • 「大阪・関西万博」は中止せよ!
     五十風 守(京都在住) 先日の日曜日(30日)、大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)に行ってきました。ここは「命輝く未来社会のデザイン」を掲げて2025年4月~10月に開催が予定される「大阪・関西万博」の予定地。万博の惨状が連日報道される中で「一度現地を見て置こう」と野次馬根性で出かけました。  「百 … 続きを読む
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書評

  • 残日<読書>録 ③『東京裁判』・<戦争責任・戦後責任>の戦後史
    ――『東京裁判』(赤沢史郎)・『考証東京裁判』・『東京裁判研究』・『私たちと戦後責任』(3冊とも宇田川幸大著)を読む。                                  天野恵一  敗戦の翌年(1946年)5月3日にスタートした極東国際軍事裁判。この「東京裁判」の判決公判は1948年 … 続きを読む
  • 書評対談:天野恵一×白川真澄
    池上 彰/佐藤 優『日本左翼史』(全3冊、講談社現代新書)  日本の左翼の元気のなさは、深刻である。左翼の運動と政治勢力は、なぜ、ここまで衰弱してきたのか。その欠陥や問題点を歴史的に直視し、再生への足がかりを見いだす作業が切実に求められている。しかし、日本の左翼の歴史について学んだり討論するのに役立 … 続きを読む
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国際

  • 今、ラテンアメリカで何が起きているのか?ー民衆運動の現在と課題                         
    太田昌国氏 講演 <概要説明>                             1980年代からボリビア「ウカマウ集団」の映画作品を、日本で独自に紹介・上映してきた太田昌国(シネマテーク・インディアス)が、1970年代の現地滞在以来の経験と考察を基に、「今、ラテンアメリカで何が起き … 続きを読む
  • 「大地の蜂起」をめぐって  アンドレアス・マルム
    (箱田徹・訳) 「大地の蜂起が実は危険なテロリスト集団だという印象を与えるために、フランス政府は教祖をでっち上げざるをえなかった」 『パイプライン爆破法』の著者アンドレアス・マルムが語る。 大地の蜂起[i]への解散令でジェラルド・ダルマナン内務大臣に言及されたスウェーデンの著述家アンドレアス・マルム … 続きを読む
  • 米中覇権争いの構造と展望
                                       金子文夫 はじめに  21世紀に入り、米国の総合国力の低下と中国の台頭によって、世界の覇権構造(「国際秩序」)に大きな変動が生じつつある。米国の政治学者グレアム・アリソンは、新興国が覇権国に挑戦するとき、危険な緊張、衝突が生じうる … 続きを読む
  • グローバル大学 第9回「南南フォーラム」が開催されました
    グローバル大学は、ピープルズ・プラン研究所の古い友人である香港嶺南大学のラウ・キンチたちが中心に主宰する、ウェブサイトを利用した市民大学です。世界各地の社会運動家・研究者が参加しています。毎年夏には、グローバル大学主催の集中講座South South Forumが開催され、今年は第9回を迎えました。 … 続きを読む
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