2023年

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  • 2023.12.27

特集:『日本共産党の百年』――どこが変わったか [上]

加藤寛崇(弁護士) 特集を始めるに当たって/日本共産党はどこへ向かうのか[中]はこちら[下]はこちら はじめに――出版された時期の共産党を取り巻く状況  2023年、20年ぶりに『日本共産党の百年』という本が出版された。先行してタブロイド判が7月に出版され、書籍は10月に刊行された。  出版されたの […]

  • 2023.12.27

特集を始めるに当たって/日本共産党はどこへ向かうのか

 2023年、日本共産党が創立100年を迎えた。その役割と影響力は大きく、日本共産党の存在を抜きにして、日本の政治と社会運動を語ることはできない。 しかし、社会運動や左翼のなかでは、日本共産党はむしろ厳しい批判にさらされ続けてきた。その政治路線のナショナリズム的偏向、大衆運動(例えば原水禁運動)に対 […]

  • 2023.12.24

ドイツはどこへ行くのか?

木戸衛一(大阪大学招へい教授) はじめに  カール・ヤスパース晩年の著作に、『連邦共和国はどこへ行くのか?―事実・危険・好機』(1966年)がある[1]。かつて反全体主義・反共主義の闘士だった彼はこの書で、西ドイツにおいて、民主主義から政党寡頭制への構造変化、さらには政党資金への国家補助や大連合政権 […]

  • 2023.12.23

第16回 経済・財政・金融を読む会 参加報告

長澤淑夫(PP研、当日の司会担当)  今回は「米中対立と中国経済の困難」と題し、三浦有史『脱「中国依存」は可能か』(中公選書、2023年)を取り上げ、金子文夫さんに報告いただき、続いて参加者で議論を行った。  著者によれば本書の目的は、大きな幅のある中国経済評価(崩壊論と持続可能性論)の当否を判断す […]

  • 2023.12.21

■戦後研のご案内

日時:2024年1月31日(水) 18時〜(これまでより開始時間が早いので注意)場所:PP研会議室報告者:松井隆志読んでくるもの:平野恵嗣『もの言う技術者たち:「現代技術史研究会」の七十年』太郎次郎社エディタス(2023年) ※感染対策で参加人数を把握したいため、新規あるいは久しぶりに会場に来られ […]

  • 2023.12.10

支離滅裂の岸田「経済対策」

                                   白川真澄  岸田政権の支持率の低落がどうにも止まらない。マスコミの11月の世論調査では軒並み3割を切って(毎日:21%~NHK:29%)、危険水域に入った。この政権の先が長くないことを告げる。さらに、パーティ券裏金作り問題が追い打 […]

  • 2023.12.03

イスラエルによるジェノサイドの背景

                                   田浪亜央江 ◆イスラエルの政策の帰結としての〈10.7〉  私はこの10年あまりは、展望がまったく見えないパレスチナの状況下で、武装闘争とは異なる闘争のかたちとしてパレスチナ人が選び取っている、文化による闘争・抵抗に関心をもって、 […]

  • 2023.12.03

■戦後研のご案内

日時:2023年12月20日(水) 18時〜(これまでより開始時間が早いので注意)場所:PP研会議室簡単な報告:松井隆志読んでくるもの:大野光明・小杉亮子・松井隆志編『社会運動史研究5 直接行動の想像力』新曜社(2023年) ※感染対策で参加人数を把握したいため、新規あるいは久しぶりに会場に来られ […]

  • 2023.11.30

戦時下のロシア野党ヤブロコ

池田嘉郎 はじめに  2022年2月24日、ロシア政府がウクライナへの本格的な侵略に踏み切ったとき、侵攻に反対する人々の間で共有されたのが「ニェット・ヴァイニェ」、戦争に否を、という言葉であった。開戦後しばらくは建物の壁の落書きや、通りに出てきた人の手書きのプラカード、あるいはSNS上にこの言葉が広 […]

  • 2023.11.28

23.11.23 国会前アピール

自衛隊馬毛島基地建設が進められている種子島から、和田香穂里(前西之表市議会議員)が国会正門前にアピールを届けます。事情により東京に駆けつけることができなくなったので、宮古の清水早子さんに代読をお願いします。 (写真は清水早子さん提供) 今この国は戦争へと突き進んでいます。その先頭に押し出されているの […]

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