論説

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  • 2023.07.18

最悪の財源プラン――岸田政権の少子化対策を斬る

白川真澄  てんこ盛りのメニューを並べ立てた「異次元の少子化対策」。これによって政権支持率の浮上を狙った岸田首相だが、その目論見はみごとに外れつつある。  内閣支持率が急落しているが※、その最大の理由は、相次ぐトラブル発覚でマイナンバーカードの利用拡大への不信が一気に高まったことにある。これに加えて […]

  • 2023.03.06

人を殺す軍事費を削り、いのちを育てる子育て支援に回せ ――2023年度政府予算案への批判

                               白川真澄  2023年度の政府予算案が2月28日、大きな抵抗もなく衆院を通過し、年度内成立が確実となった。しかし、この政府予算は、軍事費だけを制約なしに増やす異様なものである。「国のかたち」を根底から変えるような戦後最悪の予算であり、声を […]

  • 2022.12.09

原発大転換政策許されない

福島第一原発事故の大惨事と80兆円損害想定をもう忘れたのか警告⇒老朽原発を使い続ければ第2、第3の「原発人災」  報道によると「経済産業省は11月28日の有識者会議「原子力小委員会」(第34回総合資源エネルギー調査会電力・ガス事業分科会原子力小委員会)で、岸田文雄首相の指示を受けて検討してきた原発活 […]

  • 2022.11.18

マイナカードの強制は何を意味するのか

                宮崎俊郎(共通番号いらないネット)  10月13日に河野デジタル担当大臣が記者会見で、マイナンバーカード(以下「マイナカードと略」と保険証の一体化によって2024年秋には現在の紙の保険証の廃止を目指すと発表した。  このニュースを見た多くの市民は「マイナカード保険証が […]

  • 2022.11.14

琉球弧の要塞化を問う!―馬毛島の軍事化反対運動から~高円寺素人の乱でのトークと、話しきれなかったこと~

前西之表市議会議員 和田 香穂里 自己紹介 東京生まれの埼玉育ち。2011年に、連れ合いの故郷種子島にU&Iターン。介護施設で働いていたが、2017年の市議選に無謀にも立候補して(経緯に触れる紙幅は無いが馬毛島が大きな要因)奇跡の当選を果たし、4年間馬毛島問題(以外にも色々)を(自分で言うのも何だが […]

  • 2022.10.31

岸田政権の悪政に反撃する大きな運動をつくろう―大軍拡予算にストップを

白川真澄  岸田政権の悪政ぶりは、安倍政権の暴政に引けを取らないものになるかもしれない。この政権は、人びとの強い反対の声を「聞く力」を持たず安倍「国葬」を強行し、旧統一教会による自民党の権力維持の構造を覆い隠そうとして、一挙に支持率を下げた。時事通信の10月7~8日の世論調査では内閣支持率は27.4 […]

  • 2022.10.27

ウクライナの戦争と、非武装・9条の原理との関係について

鶴田雅英(PP研運営委員/大田福祉工場/丸木美術館) ▲▲民衆の安全保障▲▲ ウクライナでの戦争をめぐる「市民の意見30」紙上での議論は大切な話ではないかと思った。しかし、あまり噛み合っていないようなので、自分なりに考えたことを書いてみた。 議論として、目に見える形で開始されたのが、杉原浩司 さんに […]

  • 2022.10.02

「フリーランス」に希望はあるか

後藤陽司(ワーカーズコープ東海事業本部) ◎フリーランスは「自由な働き方」?   「フリーランス」という働き方が広がっている。「フリーランス」は「自分の都合でいつでも休める。都合のいい時だけ働けばよい。」「仕事しただけ支払われる。」「稼ぎたいときは、どれだけ仕事を受けてもいい。」「自分で働き方が決め […]

  • 2022.09.12

アジアに傲岸、米国に追従の安倍晋三元首相――マッチ擦るつかのま海に霧深し身捨つるほどの祖国はありや

内田雅敏 ■はじめに反社会的団体旧統一教会絡みで銃撃を受け、殺された安倍晋三元首相が国葬に付されるという。在任中に地球儀を俯瞰する外交を展開した世界的なリーダーだという。確かに8年に亘長期韓御在任中にあちこち飛び回った事実はある。しかし、北方諸島問題、拉致問題にしろ、何らかの成果があったとはとても思 […]

  • 2022.08.23

2023年5月「G7広島首脳会議」批判の市民集会開催の提案

■G7、NATOとウクライナ侵略戦争の歴史的背景  G7(=米英仏独伊日加+欧州連合)は、歴史的には、カナダ以外の6カ国が20世紀前半までの帝国主義時代における列強国=軍事大国であり、今も米英独仏日の5ヶ国の各国の年間軍事費は世界のトップ10を占めている(日本は9番目)。しかも米英仏3カ国が核兵器保 […]