研究会・講座

  • ■戦後研のご案内
    日時:2023年12月20日(水) 18時〜(これまでより開始時間が早いので注意)場所:PP研会議室簡単な報告:松井隆志読んでくるもの:大野光明・小杉亮子・松井隆志編『社会運動史研究5 直接行動の想像力』新曜社(2023年) ※感染対策で参加人数を把握したいため、新規あるいは久しぶりに会場に来られ […]
  • ■戦後研のご案内
    日時:2023年11月22日(水) 19時〜場所:PP研会議室報告者:加藤和成さん読んでくるもの:田中利幸『空の戦争史』講談社現代新書(2008年) ※感染対策で参加人数を把握したいため、新規あるいは久しぶりに会場に来られ る方は、PP研(ppsg@jca.apc.org)まで必ず事前に連絡してくだ […]
  • 第16回「経済・財政・金融を読む会」
    みなさま。12月3日(日)に第16回経済・財政・金融を読む会を開催しますので、案内をさせていただきます。 いま、中国の経済が大きな曲がり角に立たされています。コロナ禍からの経済回復の足取りは重く、経済成長を牽引してきた不動産部門でバブルが崩壊しつつあります。若者の失業率は、公式統計でも21.3%(6 […]
  • 戦後研のご案内
    日時:2023年10月18日(水)19時~場所:PP研会議室テーマ:占領期報告者:伊藤逞子さん読んでくるもの:賀茂道子『GHQは日本人の戦争観を変えたか:「ウォー・ギルト」をめぐる攻防』光文社新書(2022年) ※感染対策で参加人数を把握したいため、新規あるいは久しぶりに会場に来られる方は、PP研( […]

論説

  • イスラエルによるジェノサイドの背景
                                       田浪亜央江 ◆イスラエルの政策の帰結としての〈10.7〉  私はこの10年あまりは、展望がまったく見えないパレスチナの状況下で、武装闘争とは異なる闘争のかたちとしてパレスチナ人が選び取っている、文化による闘争・抵抗に関心をもって、 […]
  • 戦時下のロシア野党ヤブロコ
    池田嘉郎 はじめに  2022年2月24日、ロシア政府がウクライナへの本格的な侵略に踏み切ったとき、侵攻に反対する人々の間で共有されたのが「ニェット・ヴァイニェ」、戦争に否を、という言葉であった。開戦後しばらくは建物の壁の落書きや、通りに出てきた人の手書きのプラカード、あるいはSNS上にこの言葉が広 […]
  • 脱炭素化に大逆行! ガソリン価格抑制のための補助金の継続
    白川真澄  岸田政権は、内閣支持率の低迷から抜け出せないでいる。9月の内閣改造も、ほとんど支持率回復に効果がなかった。そこで、大型の経済対策(巨額の補正予算)を打ち出して挽回を図り、解散・総選挙の機会を窺おうとしている。経済対策の柱になるのが、3%超えインフレが1年間も続いているなかでの物価対策であ […]
  • 加速する岸田政権の軍拡路線――歯止めはないのか
    金子文夫                 ◆軍拡路線の進展  8月末、2024年度予算の概算要求が出揃った。防衛省は7.7兆円という過去最高の額を計上した。前年度の当初要求額5.6兆円の1.4倍にあたる。しかも、これ以外に金額を明示しない事項要求や後年度負担額が加わる。  今回の概算要求の内容をみる […]
  • 現代日本政治における「3・2・1の法則」と維新の位置
    大井赤亥(政治学) PP研では、7月28日の第9回ピープルズ・ムーブメント研究会で「日本維新の会はなぜ躍進したのか」と題して、大井赤亥さんの報告を受けました。当日のパワポによる報告とほぼ内容的に重なる文章が「テオリア」2023年8月10日号に掲載されているので、本人と「テオリア」の了解を得て投稿しま […]
  • マイナンバー強制社会にいかに抗するか?
        宮崎俊郎(共通番号いらないネット) 1.マイナンバー強制策への道程  番号法が成立した2013年から早10年が過ぎた。  住基ネットの住民票コードが総背番号として様々な個人データを紐づける予定だったが、国民総背番号制に対する恐怖は住基ネットを本人確認システムに限定させた。そのことをもって住基 […]

時評

  • 23.11.23 国会前アピール
    自衛隊馬毛島基地建設が進められている種子島から、和田香穂里(前西之表市議会議員)が国会正門前にアピールを届けます。事情により東京に駆けつけることができなくなったので、宮古の清水早子さんに代読をお願いします。 (写真は清水早子さん提供) 今この国は戦争へと突き進んでいます。その先頭に押し出されているの […]
  • ガザ虐殺糾弾!イスラエル大使館への抗議行動 
    2023/11/04 (小泉雅英) 仕事の後、麹町での「ガザ地区停戦 緊急行動」に駆けつけた。午後2時半頃、麹町駅改札から地上に出ると、すでに歩道はぎっしり。  佐高信さん、雨宮処凛さん、神田香織さん、パレスチナを取材した若者、落合恵子さんのメッセージと、それを代読した青木美希さん(『地図から消され […]
  • G7にNO!ー軍都広島で見たこと、考えたこと
    京極紀子(G7いらない!首都圏ネットワーク 「G7広島サミットを問う市民のつどい」実行委員会)  今年、日本は7年ぶりのG7議長国で、5月19日から21日の3日間、広島で首脳会合(サミット)が開催された。  広島現地では、広島のみなさんを中心に「G7広島サミットを問う市民のつどい」が準備され、実行委 […]
  • 米・日が強化するフィリピンの軍事化―「台湾有事」をめぐって
    ピープルズ・プラン研究所運営委員  大橋成子 「米中の大国の対立に巻き込まれたくない!」と、フィリピン各地で昨年以来、学生や市民による集会、デモが相次いでいる。 今、フィリピンは「台湾有事」を巡る米中の対立で、両国の板挟みの状況に置かれ、さらに日本政府が今年4月5日に発表した新制度「政府安全保障能力 […]
  • 米中覇権争いの構造と展望
                                       金子文夫 はじめに  21世紀に入り、米国の総合国力の低下と中国の台頭によって、世界の覇権構造(「国際秩序」)に大きな変動が生じつつある。米国の政治学者グレアム・アリソンは、新興国が覇権国に挑戦するとき、危険な緊張、衝突が生じうる […]
  • 2022年参院選の結果と問われること
                     2022年7月25日 白川真澄 【概括】1 各政党の議席と得票(1)自民党は改選議席を大幅に上回り、改選議席の単独過半数を獲得する圧勝であった。比例区では54万票伸ばしただけで、前回より1議席減らし得票率も1.0ポイント落としたが、選挙区での圧倒的な優勢が圧勝をもた […]

コラム

  • ナガサワ先生の高校白書 38    23年 スペイン夏 
     3年ぶりにサンチャゴ巡礼の続きを再開した。今回は「北の路」El camino norteをビルバオから歩いた。今年、猛暑のスペインではコルドバ、47度など、びっくりするような気温が伝えられているが、北スペインはケッペンの気候区分では西岸海洋性気候(Cfb、最暖月平均気温22度未満)なので夏は快適。 […]
  • 2023 8・15 市民文化フォーラム 第56回集会参加記
    「日本の『植民地戦争』責任と戦後民主主義の枯死について」   長澤淑夫(PP研) 発題者 愼蒼宇(法政大学:朝鮮近代史) 討論者 内海愛子(市民文化フォーラム)  愼さんのテーマは「日本の近代社会認識と植民地支配責任―関東大震災朝鮮人虐殺と日本官民の植民地戦争経験の視点から」だった。今年は関東大震災 […]

書評

  • 残日<読書>録 ③『東京裁判』・<戦争責任・戦後責任>の戦後史
    ――『東京裁判』(赤沢史郎)・『考証東京裁判』・『東京裁判研究』・『私たちと戦後責任』(3冊とも宇田川幸大著)を読む。                                  天野恵一  敗戦の翌年(1946年)5月3日にスタートした極東国際軍事裁判。この「東京裁判」の判決公判は1948年 […]
  • 書評対談:天野恵一×白川真澄
    池上 彰/佐藤 優『日本左翼史』(全3冊、講談社現代新書)  日本の左翼の元気のなさは、深刻である。左翼の運動と政治勢力は、なぜ、ここまで衰弱してきたのか。その欠陥や問題点を歴史的に直視し、再生への足がかりを見いだす作業が切実に求められている。しかし、日本の左翼の歴史について学んだり討論するのに役立 […]

国際

  • 今、ラテンアメリカで何が起きているのか?ー民衆運動の現在と課題                         
    太田昌国氏 講演 <概要説明>                             1980年代からボリビア「ウカマウ集団」の映画作品を、日本で独自に紹介・上映してきた太田昌国(シネマテーク・インディアス)が、1970年代の現地滞在以来の経験と考察を基に、「今、ラテンアメリカで何が起き […]
  • 「大地の蜂起」をめぐって  アンドレアス・マルム
    (箱田徹・訳) 「大地の蜂起が実は危険なテロリスト集団だという印象を与えるために、フランス政府は教祖をでっち上げざるをえなかった」 『パイプライン爆破法』の著者アンドレアス・マルムが語る。 大地の蜂起[i]への解散令でジェラルド・ダルマナン内務大臣に言及されたスウェーデンの著述家アンドレアス・マルム […]
  • 米中覇権争いの構造と展望
                                       金子文夫 はじめに  21世紀に入り、米国の総合国力の低下と中国の台頭によって、世界の覇権構造(「国際秩序」)に大きな変動が生じつつある。米国の政治学者グレアム・アリソンは、新興国が覇権国に挑戦するとき、危険な緊張、衝突が生じうる […]
  • グローバル大学 第9回「南南フォーラム」が開催されました
    グローバル大学は、ピープルズ・プラン研究所の古い友人である香港嶺南大学のラウ・キンチたちが中心に主宰する、ウェブサイトを利用した市民大学です。世界各地の社会運動家・研究者が参加しています。毎年夏には、グローバル大学主催の集中講座South South Forumが開催され、今年は第9回を迎えました。 […]