時評

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  • 2025.12.10

安東量子の福島季評 (『朝日新聞』2025/12/4)を読んで

『福島ダイアログ』/安東量子の推奨するCLIとは何か? コリン・コバヤシ  安東量子の福島季評を読んで、私は、彼女以上に怒っている。なぜならこの人は、あたかも日本社会の学習と進歩のなさを嘆きながら、本人が理事長として居座っている『福島ダイアログ』は、日本とフランスの原子力ムラに財政的にも支援されて機 […]

  • 2025.12.09

現地ルポ第3回 極右政治に対抗する韓米の政治・社会運動

白石 孝(日韓市民交流を進める希望連帯代表 NPO法人官製ワーキングプア研究会理事長)  韓国、米国で民主・進歩運動が進む一方、日本はどうなのか?  世界的に極右政治が一定の支持を集め、移民排斥の主張や運動が拡がっている。米国のトランプ政権をはじめ、欧州各国でも、ドイツ「ドイツのための選択肢(AfD […]

  • 2025.12.06

高市「積極財政」が人びとの生活を苦しめる

                                   白川真澄 1 財源なき「無責任な積極財政」  高市政権が21.3兆円にも上る「総合経済対策」を11月21日に決定した。これは、「1  生活の安全保障・物価高への対応」、「2 危機管理投資・成長投資による強い経済の実現」、「3 防衛 […]

  • 2025.12.03

高市発言撤回! 戦争も搾取も差別も気候危機もない東アジアをつくろう

稲垣 豊(ATTAC首都圏)  2025年11月7日の日本の首相、高市早苗の国会での答弁をめぐる各国支配階級の対立が、東アジア大衆の平和と団結を揺るがしています。  高市氏は答弁で、中国が台湾を武力攻撃するために海峡を封鎖し、米軍が封鎖を突破しようとして武力紛争になった場合、安保法制の想定する「存続 […]

  • 2025.11.07

有権者の世代交代と政党政治の再編成 高市政権の誕生と左派の隘路

大井赤亥(政治学者) 「3・2・1の法則」から「多党化元年」へ?  2025年7月の参院選から高市首相の選出、公明党の連立離脱と自維政権の誕生にいたり、日本政治はあらたな再編期に入った。 自民党は2010年代の国政選挙を通して1800万の比例票を獲得し、公明党の700万をあわせて、自公両党で2500 […]

  • 2025.08.06

メモ:2025年7・20参院選の結果は何を語り出しているか

 自公が過半数を取れず衆参で少数与党に転落、日本でも「日本人ファースト」の参政党が躍進、リベラルと左派は停滞を抜けられず                        2025年7月22日  白川真澄 Ⅰ 参院選の結果 1 獲得議席、比例区得票       獲得議席 増減 比例区得票 得票率  22 […]

  • 2025.07.13

トランプ2.0政権の軍事戦略

池田五律(戦争に協力しない!させない!練馬アクション) Ⅰ 大統領就任演説から見えてくるもの 1)有言実行の人・トランプ  「トランプは何をするか分からない」とよく言われる。だが、そうは思わない。有言実行の人というか、支持者への約束を違わないというか、大統領就任演説通りのことをやっている。  例えば […]

  • 2025.06.25

トランプ2.0とグローバル・サウス

平川均(国際経済論、アジア経済論) はじめに トランプ第2次政権が引き起こす衝撃は、米国だけに止まらない。世界に衝撃を与え続けている。2024年夏、民主党の正式大統領候補にカマラ・ハリス副大統領(当時)が選出された時、米国の民主主義は大きな可能性を開いたように見えた。幾重にも重なる偏見を、米国が打ち […]

  • 2025.05.10

現地ルポ:尹錫悦大統領の罷免と韓国市民民主主義(第1回)

白石 孝(日韓市民交流を進める希望連帯代表NPO法人官製ワーキングプア研究会理事長  昨年12月3日、私はソウルにいた。2016年秋から17年春にかけての「キャンドル革命」の記録映画の日本上映に関する打ち合わせのためだった。その深夜、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領(当時)による突然の「非常戒厳」が […]

  • 2025.04.10

トランプ2.0の世界と日本(要旨、修正・補充版)

  白川真澄 1 トランプは、戦争嫌いの「平和愛好主義者」か? 1 トランプによるウクライナ和平の仲介と提案 (1)ウクライナに対して、武器支援と情報提供の中止を武器にしてロシアに有利な停戦・和平を強要。  *プーチンの巧妙な交渉引き延ばしによって停戦・和平は先延ばしされている。 (2)米国の覇権や […]

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