第23回「経済・財政・金融を読む会」

第23回「経済・財政・金融を読む会」

みなさま。酷寒の冬が続いた毎日ですが、ようやく春の足音がすこし聞こえてきています。とはいえ、2月8日の総選挙で高市政権が圧勝して、リベラル・左派が壊滅的な敗北を喫しました。絶望的な気分になり、打ちのめされている方も多いと思いますが、気を取りなおして、あらためて権力の横暴とインフレが高進する社会に立ち向かう批判の刃を鋭く磨いでいきたいと思います。
AIが社会と生活を一変させる、AI・半導体への投資が新たな経済成長を引き起こす。こういう記事や論評が新聞に掲載されない日はありません。たしかにAIやデジタル化は、資本主義を劇的に変えつつあります。私たちの日常生活や情報交換がいつの間にかGAFAMあるいはマグニフィセント7の支配に組み込まれ、その利益を増殖させています。デジタル資本主義を「テクノ封建制」、すなわち利潤からレントの搾取に置き変わる、デジタル空間の領主たちが農奴と化した私たちを支配する仕組みという概念で把握しようとするのが、ヤニス・バルファキスです。
今回は、ヤニス・バルファキスの『テクノ封建制』をテキストにして、デジタル化やAIが資本主義をどのように変化させたのかを検討し、論じあいたいと思います。関心のある方はぜひご参加ください。(白川真澄)

テクノ封建制の本表紙

第23回「経済・財政・金融を読む会」

  • 日時:2026年4月4日(土) 13:30~16:30
  • テキスト:ヤニス・バルファキス『テクノ封建制――デジタル空間の領主たちが私たち農奴を支配するとんでもなく醜くて、不公平な経済の話。』(2025年、集英社)
  • 報告者:千村 和司
  • 参加費:無料

オンライン形式で行いますので、参加をご希望の方は下記のボタンよりお申し込みをお願いします。

 

【参考文献】

このテーマに関連する参考文献です(※参加者の必読文献ではありません)。

  • ニック・スルネック『プラットフォーム資本主義』(2022年、人文書院)
  • ジョエル・コトキン『新しい封建制がやってくる: グローバル中流階級への警告』(2023年、東洋経済新報社)
  • ヤニス・バルファキス『世界牛魔人ーグローバル・ミノタウロス:米国、欧州、そして世界経済のゆくえ』(2021年、那須里山舎)

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