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この文章は、以下のやりとりに続くものです。(編集部)
 ◎「『要石:沖縄と憲法9条』読書メモ/つるたまさひで」
 ◎「『要石:沖縄と憲法9条』読書メモ」への応答/C ダグラスラミス」


ラミスさんへの返信

つるたまさひで


ラミスさん、返信ありがとうございました。
「うれしかった」というレスポンス、ぼくもうれしかったです。もちろん、意見は違いが埋まったわけではないのですが。

まず始めに、ラミスさんが「喧嘩を売っている」と感じたのですが、そうじゃなかったんですね。失礼しました(笑)。

本題については、ここで詳しく論じることができませんが、運動の進め方についての意見の違いをお互いがそれぞれの立場を尊重しながら、違いとして検証していく作業はとても大切なことだと思います。

日本の運動のなかでは、それが往々にして罵倒のぶつけあいにしかならないというような経験は多いですから。

ともあれ、この問題を考えるとき、沖縄が置かれている植民地的状況ということも同時に考える必要があり、ヤマト側がこちらの立場を理解せよという態度がすごく傲慢な場合があるということへの配慮は必要だろうと思います。

ラミスさんの「騙そうとはしていないけれども、結果的に騙すことになっている」という主張は前よりわかりやすかったです。沖縄の人には「日本のどこにも基地はいらない」という主張が「沖縄の基地を動かすな」という主張に聞こえるという話も、そうなのだなぁと思いました。

このラミスさんに読んでもらった読書メモ(書評と呼ぶには・・・)にも書いたように、私たちは政権交代にさいして、不平等条約に関する再交渉を行うべきだ、辺野古を前提とせずに普天間の撤去を、という交渉をテーブルに乗せるべきだと主張しました。

その主張は間違っていなかったといまでも思います。残念ながら、それがテーブルに乗ることはありませんでしたが。(オスプレイの配備についても、現状でテーブルに乗せることさえ、拒否している感じですね)

そして、その政権交代から遠いところに来てしまった感がある現在の状況の中でも、やはり、普天間を早急に撤去せよ、という声を出していくことは大切なことだと思います。

普天間だけの撤去は日米安保全体の見直しがなくても可能な話なのではないかと思うのですが、どうでしょうか。

ともあれ、政権交代という再交渉するためには絶好のチャンスを逃してしまったことはかえすがえすも残念なのですが、
1、辺野古を作らない
2、その他の沖縄の負担を増やさない
という前提での普天間の撤去の交渉を始めよ、という主張をしていかなければならないと考えます。

ここまでは、ヤマトの運動も沖縄の運動も合意できる話だと思います。

ここから、先の部分について、その基地機能をどこにおくべきかという話をヤマトの運動が主張する必要があるのかどうか、というのが議論の分かれる点ではないでしょうか。

ともあれ、ぼく個人としては、この議論をもっと広く呼びかけ、深めていく必要があるはずだと考えています。そしてPP研でそれができるのではないかと思っています。

オープンな場でそういう議論を続ける場を作りたいと、個人的には思っています。

お返事、ほんとうにありがとうございました。繰り返しになりますが、すごくうれしかったです。

P.S.
「ラミスさんの話をつぶやいたら、カクマクシャカさんから質問がきたので、それに答えた」というツイッターのまとめもブログに掲載しています。よかったら、見ていただければ幸いです。
http://tu-ta.at.webry.info/201204/article_3.html
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