2015/1/11 10:02:13

投稿者:事務局

2014/11/3 17:29:00

 関西で常勤の仕事をするようになって丸4年。「明治以来」と文科省が宣伝する大学改革の波に揉まれ、もちろんその上にはグローバル資本主義のあらゆる分野での席巻というより大きな波がかぶさっているはずで、だけどそんな理屈に頭を回す余裕は日常業務をこなしている最中にはとてもなく、ただ使い捨て経済の中で個人だけでなく組織も生き延びることに必死になるのだなぁと実感し、いくらでも文句は言えるけど、人生50年で初の住宅ローンがあるので今のところまだ安定してる職は手放せず、etc.で、すっかりごぶさたしてしています。

 それで久しぶりにご報告したい安定収入を手放せないもう一つの理由ですが、やはり関西で始めた同性の連れ合いとの家族生活が発展し、7月末に子どもが生まれました。70代でお子さんができたことを超自慢されていた某ダグラス・ラミスさんには負けましたが、女性として52才で子どもができたのは結構な記録ではないかと自負しています。実際に出産したのはもちろん連れ合いの方ですけれど。

 なぜ、どのようにして女性同士のカップルが子どもを授かったのか?が謎ですよね。これはほんとうにおもしろい経験でした。同じような立場にある人びと――意外にぞろぞろいる!――を中心にシェアしたい衝撃が満載ですので、近いうちにどこかでちゃんと文字にしておきたいと思っています。うちの場合とくに連れ合いがイギリス人なので、法の差、市民権の差がわれわれだけでなく子どもにも大きく響いて、国籍・戸籍制度、その基礎にある男女二項制(ジェンダー/セクシュアリティ・システム)の根強いくびきの、ばかばかしさと抜け道を、どっちも実践を通してさらにばっちり考えたのです。

 一端だけ、でも長いけど、ここに書きますと、子どもを日本で育てるためには、イデオロギー的には「そんなもんいらん!」と言いたい日本国籍が欲しい。それで、今の日本法では私の配偶者としてのヴィザは出ない連れ合いに日本人の親としてのヴィザが取れ、滞在が少しでも安定すれば一石二鳥。しかし子が日本国籍をもつためには「父親」になってくれる人も日本国籍で、かつこの人が子を自分の婚外子として認知してくれることが必要。3年かかって奇特な人を見つけ、妊娠出産に成功したのはいいが、次は区役所が、カップルは「連れ合いとこの人」ではなく「連れ合いと私」だと知っているなどなどが災いし(あまりに「アウト」でいるのも考えもの?)、この妙な出生届の受理を「預かり」に。市、法務省民事一課、そして外務省からイギリスのどこかの役所へと対応の相談が伝わって行き、これで不受理だったら訴訟も覚悟、またも人生初体験か、と思ってPP研のその辺に詳しい方々にも相談していました。けれど、ことが大きくなる前に届は受理され、子どもは日英二重国籍で、戸籍がない外国人の母の婚外子には最初は戸籍がありませんから、新しく自分一人の独立戸籍をつくることになりました。この最後の部分、お気に入りです。

 さらに、この間も今も、直接面と向かって嫌なことをする人はいないことが「日本的」でまたおもしろい――クィアな人びとや反体制な人びとだけでなく、マンションの隣の自治会一生懸命のご夫婦や、当たり前だが細かい決まりにうるさい管理人さん夫婦などの方々からも、お祝い一色。産院スタッフも同時期に出産したヘテロのお母さんたちも、拍子抜けするほど無抵抗。男性の同僚まで、私に対しておっかなびっくり「連れ合いが子どもを産んだのだから(謎)、「仲間」なのかなぁ(謎)」という感じで、ようするに意外に暖かいことも大きな発見でした――続く。

 ということで、よろしくご記憶のほどをお願いします。青山薫(運営委員)

投稿者:事務局

2014/10/27 17:45:00



投稿者:事務局

2014/6/25 10:57:09

投稿者:事務局

2013/10/28 17:55:42

投稿者:事務局

2013/7/8 15:31:21

投稿者:事務局

2013/4/1 16:00:54

投稿者:事務局

2009/12/9 9:19:02

オルタナティブ提言の会第4回「農業と地域社会」(10月11日開催)の大野和興さんの発言を掲載しました。 
 
オルタナティブ提言の会のページへ

投稿者:事務局

2009/11/3 12:08:08

ウェブサイトに掲載した好評の「民主党マニフェストを採点する」シリーズに新しい原稿を加えて、パンフレットを発行しました。

1冊500円とお求め安い価格になっていますので、みなさまぜひご注文ください。また、ぜひ身近で広めてください。

ご入用の方は、末尾のフォームを使って、ppsg@jca.apc.org までご注文ください。


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【パンフレット】民主党政権を採点する
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ピープルズ・プラン研究所編
2009年11月
価格:500円
(送料:3冊までは送料80円、4冊以上は無料。ピープルズ・プラン研究所会員の方は送料無料。)

<目次>
▼総選挙・政権交代と新政権の行方/白川真澄

▼鳩山政権と沖縄基地
 ――「移設」というワナを壊し、「普天間」と「辺野古」で
別個に対米交渉を/武藤一羊

▼<民主党マニフェストを採点する>
[1] 外交・安全保障、憲法/山口響
[2] 刑事政策、治安対策/山口響
[3] 子ども・男女共同参画/漢人明子
[4] 障害者政策/鶴田雅英
[5] 雇用・社会保障/白川真澄
[6] 税制/白川真澄
[7] 分権改革/稲村和美
[8] 教育政策/大内裕和
[9] 農業政策/大野和興

▼鳩山由紀夫さん、男同士の友愛、大事ですか?/青山薫

▼帝国の危機の中での「チェンジ」と「政権交代」
 ――どんな争点をだれがつくるかが勝負をきめる/武藤一羊


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送信先:ppsg@jca.apc.org
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「民主党政権を採点する」を注文します。

【注文数】    冊
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投稿者:事務局

2009/10/31 11:19:51

ピープルズ・プラン研究所主催の2009年秋のシンポジウムが本日(11月1日・日曜日)、開催されます。

政権交代は実現したものの、民主党政権のもとで社会はどう変っていくのかあるいはいかないのか。

「私たちはこんなふうに生きたい!」「こんなふうに社会を変えたい!」をみなさんとともに考えたいと思います。ぜひご参加ください。お待ちしています。

◆会場:明治学院大学白金校舎 本館10階大会議場
   
 南北線・三田線白金高輪駅徒歩7分、
     南北線・三田線白金台駅徒歩7分、
     浅草線高輪台駅徒歩7分、
     JR品川駅徒歩17分、
     JR目黒駅徒歩20分、JR五反田駅徒歩20分
     ※明治学院大学白金校舎アクセスはこちら

ピープルズ・プラン研究所・2009年秋のシンポジウム

「動き始めた政治のなかで
  社会をほんとうに変えるために」


 民主党を中心とする政権の誕生によって政治状況は一挙に流動化しています。民主党の雇用・社会保障政策は、社会運動の主張を反映したそれなりにまっとうなものと言えますし、安全保障分野についても、アメリカの言うがままに日米同盟を強化する路線からは距離がとられそうです。
 しかし全体としては、場当たり的な反応をつぎはぎしてできている性格が強く、政策の裏打ちとなる社会ビジョンが欠落しています。
 私たちは、時代が大きく動こうとしているなかで、常識にとらわれないどんなオルタナティブを打ち出すことができるでしょうか。さまざまな分野の議論をつないで、皆さんとともに考えるシンポジウムを企画しました。ぜひご参加ください。

  ※ちらし[PDF]はこちら

◆日時:2009年11月1日(日)
     13:30?17:30(開場13:00)

        ※終了後、交流会あり。

◆パネラー
◎貧困とのたたかい――雇用・生活・住まいの保障
   稲葉剛さん(NPO法人自立生活サポートセンター・もやい)
◎労働価値中心社会を問い直す
   栗田隆子さん(有限責任事業組合フリーターズフリー)
◎武力で平和は保てない
   山口響(ピープルズ・プラン研究所)

◆コメンテーター
  ひびのまこと さん(クィア・アクティヴィスト)
    ※あと1人交渉中

◆場所:明治学院大学白金校舎 本館10階大会議場
    南北線・三田線白金高輪駅徒歩7分、
    南北線・三田線白金台駅徒歩7分、
    浅草線高輪台駅徒歩7分、
    JR品川駅徒歩17分、
    JR目黒駅徒歩20分、JR五反田駅徒歩20分
     ※明治学院大学白金校舎アクセスはこちら

◆資料代:
ピープルズ・プラン研究所会員 800円、非会員 1000円、明治学院大学生 500円
※なお、当日は学園祭(白金祭)のためキャンパス内が混雑していると思われますが、ご容赦ください。

●主催:ピープルズ・プラン研究所
●後援:明治学院大学国際平和研究所
●連絡先:東京都文京区関口1-44-3 信生堂ビル2F
TEL: 03-6424-5748 FAX: 03-6424-5749
E-mail: ppsg@jca.apc.org
ウェブサイト: http://www.peoples-plan.org/jp

投稿者:事務局

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