オルタ提言の会(仮称)

第1回 オルタナティブの討論を進めるために 
2009年6月6日
※以下の報告はPP研の総会議案に掲載したものです。

 まず運営委員会では、今後これをどのように進めていくかについて、第一回の相談会を6 月6 日に開催しました。手始めに呼びかけさせていただいたのは、PP 研のアドヴァイザーをはじめ、運営委員の誰かが直接知っていて、今までに具体的課題で運動を共有したことがあり、独断で「この人ならこの話に乗ってくれるのではないか」と判断した、地理的に出席可能そうな個々人です。そしてPP 研の内外から、いわゆる個別イシューを抱える現場の活動家、自治体議員、NGO・NPO 世話役などをふくむ20 人に参加を得たこの相談会では、趣意書に準じて出席者が討論し、以下の点が主要に話題になりました。詳しい報告は季刊誌・ウェブサイト・ニュースレターなど別の機会に譲り、ここでは要点だけご報告します。

 さまざまな社会運動を担っている仲間を誘い、その過程自体を運動にし、最終的には何らかの提言文書を作成することまでを視野に入れたこの試みが、PP研の今年の活動の柱となります。
 第一回の相談会を6月6日に開催しました。手始めに呼びかけさせていただいたのは、PP研のアドヴァイザーをはじめ、運営委員の誰かが直接知っていて、今までに具体的課題で運動を共有したことがあり、独断で「この人ならこの話に乗ってくれるのではないか」と判断した、地理的に出席可能そうな個々人です。そしてPP研の内外から、いわゆる個別イシューを抱える現場の活動家、自治体議員、NGO・NPO世話役などをふくむ20人に参加を得たこの相談会では、趣意書に準じて出席者が討論し、以下の点が主要に話題になりました。

・誰が討論の参加者になりえるのか
・誰が誰に向って提言をするのか
・それは政策提言にとどまらないとすれば何か、何に役立つのか
・個別イシューで忙しいそれぞれの分野の活動家に関心をもってもらうにはどうしたらよいだろうか
・趣意書に足りないのは何か
・どんなテーマを中心に討論するのか、提言を組み立てるのか
・どんな方法でこれを広げるのが運動としてよいか、効果的か
・考え方の違いを妥協・隠蔽しないで活かしたまま、ダイナミックな発信をしていくことはできないか

 すべて重要であり、もちろん簡単に結論が出るものではありません。しかし私たちPP研運営委員会は、このような重要な点で異論を出しあえたことを喜びます。かつ、「重篤な個別イシューを抱えている(からこそ)それに集中するだけでは出口が見いだせない」点、「普段時間がないからこそ」、あるいは「自分たちの活動や声が底辺におかれた人の生の改善に届かない焦りがあるからこそ」、他の課題を関連させて考え・声に出す場が必要だという根本的な点で、参加者が一致している実感を持ちました。
 今年度一年をかけて、ほぼ月1回この討論会を開催していきますが、OPENの講座、季刊誌の特集、ウェブでの発信、ラウンドテーブルなどの行事もこの討論と呼応しあう形で進めていく計画です。OPENの講座は、オルタナティブ社会に関する討論から出されたテーマ(たとえば「労働・雇用・生存権」)について講師を招き、月に1回のペースで10月から開催する予定です。