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[People's Plan 43号・研究会プロジェクト報告]
戦後研究会

 前回までの流れで、第三世界主義/対抗暴力のテーマを探求した。四月の鈴木道彦に続いて、五月は同じサルトル文化で竹内芳郎『国家の原理と反戦の論理』(現代評論社)を読んだ。竹内は国家批判を体系化していてそれは理論的に鋭いものであったが、「対抗暴力」の位置づけにはブレがあるのではないかと思われた。
 その「対抗暴力」について、六月には、ベンヤミンの文脈で野村修『暴力と反権力の論理』(せりか書房)を取り上げた。暴力に対して著者は案外抑制的ではないかという見方もある一方で、「反暴力」という形で理論的正当化をしてしまったことの問題も指摘された。
 続く七月には、第三世界主義それ自体を対象として、東アジア反日武装戦線の死刑・重刑攻撃とたたかう支援連絡会議編『あの狼煙はいま』(インパクト出版会)におさめられている、天野恵一「『第三世界主義』と現在」と太田昌国ほかの座談会「『第三世界主義』を越えて」を議論した。文革の問題を中心に話が広がった。
 七月の議論を受けて、八月は日本での文革評価の問題を検討する。テキストとして、武藤一羊・花崎皋平「共同作業『自力更生』試論」一・二、および武藤一羊「『自力更生』考」「『為人民服務』考」。今後、引き続き文革など第三世界主義の問題を検討する予定。また、四月の鈴木道彦の文献とも関係する、日韓条約に対する運動やその時期の在日朝鮮人問題も考えてみたい。是非ご参加を。
(松井)
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