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オバマレター【英文】はこちら

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「チェンジ」ならブッシュ・ラムズフェルド戦略の公然たる破棄を!
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    日本列島住民からの質問・要請の公開状を
  バラク・オバマ次期米国大統領に送るキャンペーン
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私たちは「チェンジ」を訴えたバラク・オバマさんが米国次期大統領に選ばれ、8年にわたるブッシュ政権の方向性に明確なNOがつきつけられたことを素直に喜びたいと思います。オバマ次期大統領は、しかし、ブッシュ政権の下、急速かつ強引にすすめられた米軍の大再編――「トランスフォーメーション」――を「チェンジ」するのかについては、まったく触れていません。

そこで私たちは、米軍大再編計画のなかで進められている米日同盟強化の見直し、米軍基地・軍事力強化措置の凍結と見直し、在沖縄米軍の見直しと撤退、グアムにおける新米軍基地建設の中止、憲法9条改変への米国からの圧力の停止、東アジア非核地帯構想の積極的推進をオバマ次期大統領に要請し、彼の考えを明らかにしてもらう公開状を出しました。

この公開状は英文に訳し、1月20日にワールドピースナウが行った「オバマさんへの平和の手紙」アクション(アメリカ大使館近くのJTビル前)で、他からも寄せられた手紙20通と一緒に、アメリカ大使館に提出しました(締め切り後に賛同をお寄せくださった方々のお名前は掲載することができませんでしたのでご了承ください)。同日、ホワイトハウスへもFAXしました。また、Asahi Herald, Japan Times, Kyodo, Washington Post, New York Times, LA Timesなど、国内英語メディアとアメリカのメディアにも送付しました。アメリカの平和運動との協働を視野に入れて、アメリカの運動体にもさまざまなチャンネルで送付しました。アメリカで平和のために取組む人びとからの激励のメッセージも届きました。

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        <<公開質問・要請状>>
「チェンジ」なら、ブッシュ・ラムズフェルド戦略の公然たる破棄を!
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拝啓 バラク・オバマ大統領殿

大統領に当選されたことにお祝いを申し上げます。

2期8年にわたるジョージ・ブッシュ政権は、反テロの名による国際法無視の戦争と単独行動主義による世界支配によって、世界中の民衆に恐るべき破壊と災悪をもたらしました。あなたはそれを変えること、「チェンジ」を公約し、アメリカ合衆国の草の根民衆――とくに若い世代――の心をじかにつかみ、揺り動かし、希望を吹き込み、人権や性別や階層を超えた共感をつくりだして当選されました。あなたは、アメリカの有権者一人一人の最良の部分のひとつである理想主義に訴えかけ、その力を呼び覚ますことで勝利したに違いありません。私たちはそれを歓迎するものです。

しかし「チェンジ」とは、合州国市民だけでなく、ブッシュの単独行動主義の被害を受けてきた世界の民衆へのあなたの公約であることを、おわかりでしょうか。

ジョ−ジ・ブッシュ合州国大統領が始めた終わりなき戦争から抜け出たいと望む私たちは、あなたがこの公約に沿って、ブッシュ政権の世界軍事戦略をどのように「チェンジ」しようとしているか、切実に知りたいと思っています。新保守主義の世界観によってつくられ実施されてきたブッシュ・ラムズフェルド軍事戦略と防衛改革プログラム(Defense Transformation Program)を破棄し、軍事戦略もふくめて、もっと控え目で、現実的な対外政策をあなたが採用するかどうか、私たちは注目しています。そして、アメリカ合州国大統領として、そのような根本的軍事戦略見直しに着手されるかどうか、お返事を願いたいと考えます。

とくに、私たちは、世界とアジアの平和を願う日本在住の市民として、あなたが、ブッシュ、ラムズフェルドの東アジア太平洋戦略を根本的に変えることを期待し、それを要請いたします。

ブッシュ政権の下で、日本は、日本の防衛ともアジアの平和とも関係のない米国の世界支配のための軍事体制、新保守主義者の定義する米国の軍事的、政治的、経済的利益にのみ捧げられた戦略の下に軍事的に統合されました。2005〜6年に米国の主導で結ばれた一連の取り決めにおいて、「成熟した同盟」といううたい文句の下、もともと違憲であった日本の自衛隊は、米国の一元的指揮下に置かれ、ブッシュ政権の開始した永続的戦争の補助的部隊に編入されました。沖縄では、住民の反対を押し切って、新しい基地の建設が強行され、これにたいして、沖縄の人びとは強い抵抗を続けています。日本本土でも岩国、横須賀、座間、横田などで米軍基地が強化され、住民の根強い抵抗にあっています。ブッシュ政権のもとでの急速な日本の軍事化政策と米軍のグローバル戦略への日本の編入は、日本に軍備の放棄を規定した憲法の改変を強要する内政干渉を意味するものでした。さらに、グアムを世界戦略のための米軍配置の要とし、新たに巨大な海兵隊基地に変える計画が、日本の国家予算すなわち税金を使って強行されようとしているのです。これらはアジア太平洋における平和と安全に資するどころか、中国との軍拡競争を誘発し、新しい冷戦をアジアにおいても導入する危険があります。

私たちは、あなたの政府が、以下のような私たちの提案を真剣に考慮し、採択されるよう要請いたします。私たちにとって、「チェンジ」とは最低でもこのようなことを意味するのですから。

1 2005年10月29日に調印された「米日同盟:未来への変革と再編」とそれに基づく日本との軍事取り決めの根本的見直しと廃棄、それに基づいておこなわれている基地強化、再編措置の凍結。日米関係を現行安保にかわる新たな非軍事的日米取り決めに向けて再編する。

2 沖縄における新たな基地拡張計画の見直しとそれに基づく中止、沖縄における米軍の存在の見直しと米軍の引き揚げへの展望の設定。

3 グアムにおける新たな米軍基地建設計画の撤回。

4 日本国憲法9条の改変への日本への要求や圧力の中止。東北アジアの安全保障を、米軍の引き上げと日本非武装の見通しのなかで、地域の多国間とりきめによって行う政策の選択。その第一歩として東北アジア非核地帯構想の積極的推進。

新政権の政策の策定にあたって、私たちの以上の要請を取り入れるつもりがあるかどうか、速やかに回答されるようお願いするものです。

敬具

<賛同団体・個人>
【団体】
ほっかいどうピースネット、関西共同行動、核とミサイル防衛にNO!キャンペーン、国連・憲法問題研究会、すぺーすアライズ、エコ・ピースくらぶ、NGO人権・正義と平和連帯フォーラム、反戦兵士と連帯する会、仏教徒非戦の会・福岡、靖国参拝違憲福岡判決を活かす会、ピースリンク広島・呉・岩国、反戦と生活のための表現解放行動、アジア連帯講座、写真の会『パトローネ』、ひきこもり九条の会、市民の意見30の会・東京、ピープルズ・プラン研究所、アジア平和連合(APA)ジャパン、新しい反安保行動をつくる実行委員会、人権平和・浜松

【個人】
中田 妙佳、中田 健太郎、武市 常雄、石橋 めぐみ、国富 建治、和田 喜太郎、西井 和裕、西谷 秀明、青 英権、黒田 秀之、酒井 信、國光幸子、弘田 しずえ、寺町 歩、コリン・コバヤシ、紺野 茂樹、真喜志 好一、梶野 宏、太田 光征、荒川 直哉、山口 陽子、本田 ゆみ、尾沢 孝司、宮原 文隆、佐藤 真喜子、鈴木 香織、別所興一、明日も晴れ-大木晴子、田場 祥子、栗原 幸夫、石崎 政治、鶴田 雅英、細野 秀太郎、中村 優子、稲荷 明古、田口 弘子、越田 清和、青柳 行信、井上 裕子 、杉山 三枝、久野 秀明、吾郷 健二、井形 和正、加藤 和博、宮原 知子、綿引 孝夫、乾 言子、仙葉 久、宇佐美 睦朗、宇佐美 節子、きくち ゆみ、神谷 扶左子、森本 孝子、吉川 ひろし、石井 明美、鍬野 保雄、豊島 幸一郎、青木 裕一、花村 健一、田中 慶子、中島 まり英、小多 基実夫、佐野 卓志、佐野 波津子、松村 哲雄、盛岡 晋吾、鎌倉 淑子、坂倉 敏雅、土井 桂子、古屋 泰、木村 啓子、木村 雅夫、大道 魯参、中沢 譲、郡島 恒昭、岩崎 美枝子、池尾 俊明、坂 史朗、大和 清、永野 勇、山口 純子、杉原 浩司、寺尾 光身、京極 紀子、田中 靖枝、中西 綾子、さとうしゅういち、兼崎 暉、三宅 征子、大倉 純子、平良 宗潤、新田 秀樹、河野 清、吉田 美佐子、岩村 昭夫、須田 稔、田村 平蔵、土井 桂子、伊藤 莞爾、マレー(金子)飛鳥、池邊 幸惠、松田 和浩 、野村 修身、西田 和子、井形 和正、井形美代子、松田 一樹、吉田 和雄、坂倉 敏雅、北村 清幸、柳沢 典子、今井 忠博、太田 昌国、重松 朋宏、木元 茂夫、たなか あけみ、小倉 正、藤原 寿和、鈴木 道昭、中川 敬、小林 葉子、大川 純平、小笠原 公子、小山 広明、増田 博光、弘田 しずえ、花崎 皋平
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