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[2012.07.23]
オスプレイ陸揚げ・配備阻止!7.23岩国現地大行動

久野成章

 「オスプレイ陸揚げ・配備阻止!7.23岩国現地大行動」に600人が結集し抗議の声をあげた。オスプレイ岩国基地強行搬入を受けて、飛ばさせない運動をどう創るか。

 ピースリンク広島・呉・岩国は、7月13日、安次富浩さん(ヘリ基地反対協議会共同代表)と田村順玄岩国市議を迎えての緊急集会を開催した。それを梃子に、地元岩国では、「オスプレイ陸揚げ・配備阻止!岩国現地大行動実行委員会を結成された。共同代表は、住民投票の成果を活かす岩国市民の会代表の大川清さん、愛宕山を守る会代表の岡村寛さん、岩国爆音訴訟の会代表の津田利明さん。当初の先行搬入予定日7月24日は、7月23日に繰り上げられた。ピースリンクは、7月21日の広島市内街宣に続き、23日早朝からの抗議行動を岩国市民と共に組織した。

 門前川を挟んで基地の対岸になる船だまりに4時半に結集。5時5分、岩国基地沖を岩国基地に向けて航行するオスプレイを積んだ輸送船グリーンリッジを確認。5時17分、廣中さんの漁船で田村さんら6人がまず出港。グリーンリッジは6時20分に岩国基地に接岸した。6時を過ぎてピースリンクの平和船団、上関原発埋立工事阻止行動で活躍したカヤックも出港。計9隻25名が海上での抗議行動に立ち上がった。岩国の7名。呉の2名。広島の6名。平和フォーラムの八木さん、横須賀の市川さん、名護の安次富さん、高江の安次嶺さん。岩上チャンネルの若者。

 大阪の日本基督教団の人。山口の若者2名。佐世保の2名。提供水域があるため、とても近づけない。海上保安庁もこの日ばかりは東京本部から動員しており、武装していない対テロ部隊が構えていた。しかし、海上でのマイクの音量はよく通る。最大限の力を振り絞って、新田さんを先頭にアピールをくり返す。

 オスプレイは出て行け!今すぐ出て行け!オスプレイの配備をやめろ!オスプレイは欠陥機だ!アメリカ合州国に持ち帰れ!日本での訓練飛行は許さない!戦争をやめろ!お前たちがやめろ!人殺しを止めろ!今すぐ止めろ!武器はもういらない!人殺しはさせたくない!当然、英語でも行った。陸も海もマスコミがものすごい数で、テレビカメラの望遠レンズで8時にオスプレイの陸揚げ作業開始が判明した。それを平和船団に知らせる。マイクのボリュームをさらに上げての抗議の声をぶつける。夕方までに12機すべてが並んだ。基地の向かい側の堤防では岩国市民を先頭に300人が横断幕、プラカードを掲げシュプレヒコールをくり返した。巨大な輸送船の姿がよく見える。8時半、海上抗議行動の撤収を開始した。

 午後1時、「オスプレイ陸揚げ・配備阻止!7.23岩国現地大行動」が堤防道路で始まった。用意した500枚の集会次第が無くなったので600人の参加という主催者発表。まず、主催者挨拶を大川牧師が行った。「夜コソコソと岩国入ってきた。岩国と沖縄の問題でなく全国の問題。国民の命を無視して何が安全保障か。陸揚げされて悔しい。悲しい。今から、飛ばさせない運動を開始しなければならない。錆つかせてスクラップにして米国政府に返品させる。首相官邸前での原発再稼働反対の市民たちと同じように声を上げ続けていこう」。一人一分のリレートーク形式の連帯の挨拶に移った。服部良一社民党衆議院議員、佐々木明美社民党県議、共産党県議、井原元市長の妻・井原県議、瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク、JR総連のJR西労委員長、安次富さん、厚木爆音訴訟原告団、ピースリンクと佐世保地区労と横須賀を代表して佐世保の方、嘉手納爆音訴訟原告団、最後にバスで駆け付けた関西30名を代表して、連帯労組関西地区生コン支部。安保条約を破棄し、すべての基地を撤去させようと訴えた。

 次に集会次第の裏面に印刷されている「怒」を基地に向かって高く掲げる怒りのパフォーマンス。そして集会アピールとしての緊急声明を読み上げ採択した。「私たちが岩国への陸揚げを許してしまえば、その後はなし崩し的に試験飛行が行われ、普天間への恒久配備への道筋を作ってしまう。更にその後の運用では、沖縄・岩国だけに留まらず各地で低空飛行訓練が行われ、全国に危険を振り撒くことも明らか」と喝破し、「その配備を撤回させるまで」闘うと声明されている。

 集会終了後、基地に向かって「人間の鎖」をした。その堤防を1キロ往復デモ行進して、この日の抗議行動を終えた。

 今後の課題は、試験飛行をさせない運動である。「アメリカの太平洋時代」という米国戦略方針の下で、米・中「対立・結託」状況(武藤一羊)の中で、オスプレイは投入されている。この技術的欠陥機は、それゆえ軍事的にも欠陥機であり、すなわち日米安保体制にヒビを入れる政治的にも欠陥機である。つまり、歴史的な没落プロセスにあるアメリカの歴史的危機の表現なのである。オスプレイを墓場に持っていければ、日米安保体制そのものを墓場に持っていける巨大な可能性があると言いたい。
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