2017-11-7 20:52:00

みなさま

 2017年度シンポジウムを以下の要領で実施しますので、ご参加のほどよろしくお願い申し上げます。

「朝鮮半島の危機と東アジアの平和構想」

日時: 2017 年11月11日(土)14:00〜17:00(開場は13:30)
場所: ピープルズ・プラン研究所
報告: 湯浅一郎さん(ピースデポ)
  : 杉原浩司さん(武器輸出反対ネットワーク)
資料代:700円(PP研の会員・読者は500円)

 朝鮮半島をめぐる危機が深刻になっています。北朝鮮と米国の双方による軍事的挑発行為は、エスカレートの一途を辿っています。北朝鮮が「核保有国」をめざして核実験とミサイル発射実験を挑発的に繰り返せば、米国は朝鮮半島近辺への空母の派遣、米韓合同軍事演習、B1戦略爆撃機の飛来など軍事的威嚇行為を一段と強めています。
 ところが、日本国内では「北朝鮮の挑発行為」だけが大々的に報じられ、安倍政権は朝鮮半島での軍事衝突の危険を回避する緊要性について一言半句語らず、「対話と交渉」を真っ向から否定し「圧力の強化」だけを唱え続けています。そして、安保法制を密かに発動して米艦の防護や給油し、米軍の臨戦態勢に加担しています。さらに、Jアラートを繰り返し発動し、避難訓練に住民や子どもたちを動員して危機感と不安を煽っています。
 こうした事態に対して批判の声を上げ異議を唱える動きが少ないことに、私たちは危機感を持ちます。朝鮮半島の危機を解決するためには、米朝間の平和条約締結によって長年の戦争状態を終わらせる、東北アジアの非核化をめざす対話と交渉を再開する、米軍の軍事的威嚇行動に加担する安保法制の発動をストップする、といった課題が問われます。
 朝鮮半島の危機の本質を明らかにし、軍事力によらない東アジアの平和構想について論じ合いたいと思います。

投稿者:事務局

2017-3-20 0:49:35

みなさま

白川真澄さんが、脱・経済成長至上主義をめぐって、朝日新聞1月4日付けの原 真人氏の論考を引き金にした興味深い論争についてエッセーを寄せてくださいました。ぜひご一読ください。

本文については以下のURLからアクセスしてください。
http://www.peoples-plan.org/jp/modules/article/index.php?content_id=190

投稿者:事務局

2016-11-7 19:03:00

みなさま

徐々に寒さも増してまいりましたが、みなさま元気にお過ごしでしょうか。
日ごろピープルズ・プラン研究所の活動を支えてくださっている会員の皆さまへ、感謝とともに、今年度の総会について以下ご案内いたします。ぜひご参加くださり、忌憚のないご意見をお聞かせください。 また、総会に併せてシンポジウムを開催したいと思います。こちらへもお誘いあわせのうえ、ぜひご参加ください。

● 日程:2016年11月13日(日)
● 時間:
 11:00〜12:00 会員総会(議案全文は右記 http://bit.ly/2evaXF0)
 14:00〜17:30  シンポジウム「天皇『生前退位』と安倍改憲を考える」
        ◎問題提起:「生前退位」と改憲
                   天野恵一さん(反天皇制運動連絡会)
             :イギリス王室との比較で考える
                   青山薫さん(大学教員・ジェンダー研究)
             :自民党改憲案を読む
                   松井隆志さん(大学教員・社会学)
        ◎司会:鶴田雅英さん
        ◎資料代:会員500円/非会員800円
        ◎事前申し込み不要
●場所:ピープルズ・プラン研究所

投稿者:事務局

2016-9-28 19:21:00

みなさま

大変ご好評をいただいている池田講座に引き続き、〈1960・70年代運動/思想史〉を振り返る講座が新たにスタートします。第1回は吉川勇一さんのパンフレット刊行を記念して以下の要領で講座を開講します。ぜひご参加ください!

オルタキャンパス「OPEN」連続講座〈1960・70年代運動/思想史〉
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第1回 〈ベ平連〉その反戦交友録――吉川勇一の『非暴力直接行動への宿題』を素材に――

 1960〜70年代ベトナム反戦運動の時代の市民運動の渦の中心を形成した〈ベトナムに平和を!市民連合〉の活動と思想を、小田実・鶴見俊輔・吉川勇一などを軸とした、対立ぶくみの人物交流史をテコとして対象化を試みる。
――何が今の運動につながっているのか。

■発言者:吉岡忍さん(ルポライター)
     天野恵一さん(ピープルズ・プラン研究所)
     有馬保彦さん(市民の意見30の会・東京)
     松井隆志さん(武蔵大学教員)
■日時:2016年10月21日(金)18時30分開場、19時開演
■場所:ピープルズ・プラン研究所会議室
■資料代:1,000円(PP研会員:700円)

投稿者:事務局

2016-6-17 17:16:00

みなさま

こんにちは、PP研事務局より横山です。
本日は、多極化研究会とPP研主催による国際ワークショップのご案内です。
詳細は以下のとおりとなります。
ぜひ、ご参集ください!

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【国際ワークショップ】東南欧のラディカル・レフト:トルコとギリシャの経験から何を学ぶか

日時:2016年7月3日 13時より
場所:明治大学駿河台キャンパス、グローバルフロント 403N教室
共催:多極化研究会+ピープルズプラン研究所
連絡先:明治大学佐原研究室
杉並区永福1-9-1、研究棟226
電話・ファックス:03−5300−1295
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〈企画の趣旨〉
近年、ヨーロッパでは既存政党への不信を背景に政治的な分極化が進行しています。新たなタイプの左派勢力が大衆的支持を広げる一方で、難民危機を契機に極右ナショナリスト勢力の台頭も顕著になっています。

こうした現象は、2008年の世界経済危機後に顕在化したように、グローバル資本主義の構造的危機に起因しており、既存のシステムへの拒絶宣言であるといえるでしょう。システムの転換は不可避であり、その主導権を左右どちらが握るのか焦点化する日が近づいています。昨年1月のギリシャの総選挙で政権を奪取した急進左派連合(SYRIA)の経験は、この行方を占う上で一つの鍵となるものです。

他方、トルコでは公正発展党(AKP)が急速に独裁化を強めており、保守的なイスラム主義に基づいた極右大衆運動が戦闘性を増しています。AKPが新自由主義に迎合した「穏健イスラム」路線を放棄し、反西欧・反民主主義を前面に押し出した「AKファシズム」に変貌する中で、トルコのラディカル・レフトがこれといかに戦うのかが課題となっています。

多極化研究会は、ギリシャの歴史学者・ジャーナリストで、SYRIA運動を見つめてきたタソス・コストプロス氏と、トルコの国際政治学者で左翼運動に造詣の深いムスタファ・トルケシ氏をお招きし、日本ではあまり知られていない両国の左翼運動の歴史を現場に学ぶ機会を設けました。熱意ある皆さんのご参加を呼びかけます。尚、シンポジウムは英語で行います。
 
〈プログラム〉
13:00-13:15 趣旨説明 佐原徹哉(明大教授)
13:15-13:45 講演1 「トルコの左翼運動とAKP政権」
           ムスタファ・トルケシ(中東工科大教授)
13:45-14:00 質疑応答
14:00-14:30 講演2 「SYRIZAとギリシャの左翼運動」
           タソス・コストプロス(EFSYN紙記者)
14:30-14:45 質疑応答 
15:00-17:00 全体討論 コメンテーター:中村勝己(中央大学講師)

投稿者:事務局

2016-6-3 18:13:00

みなさま

直前のご案内となり申し訳ございませんが、武藤さんの新著刊行記念シンポジウムを
以下の要領で開催いたします。ぜひご参加くださいますようお願い申し上げます。

  【武藤一羊さん『戦後レジームと憲法平和主義』刊行記念シンポジウム】

 このたび武藤一羊さんが『戦後レジームと憲法平和主義――〈帝国継承〉の柱に斧を』(れんが書房新社)を上梓されました。
 武藤さんはこれまで、第二次安倍政権の成立プロセスからその展開を追いながら、戦後日本国家の3つの正統化原理という視点から安倍政権の特異な歴史的性格を浮き彫りにし、この政権とどのように原理的にたたかうべきかを精力的に論じてこられました。
 つきまして、本書の問題提起について4人のパネリストからコメントや批判をいただき、あわせてこれまでの武藤さんのお仕事の全体像をふりかえる場を設けました。武藤さんの渾身の提起に対して熱い討論で応えることが、武藤さんの仕事には相応しいと思います。ぜひともご参加いただきますようご案内申し上げます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「戦後レジームと憲法平和主義」
【日時】 2016年6月11日(土)14:00〜17:30(13:00開場)
【会場】 成蹊大学6号館B・C会議室

【パネリスト】
 ◎李泳采さん(恵泉女学園大学)
 ◎大井赤亥さん(日本学術振興会特別研究員)
 ◎加納実紀代さん(女性史研究)
 ◎新城郁夫さん(琉球大学)

【リプライおよびコメント】
 ◎武藤一羊さん(ピープルズ・プラン研究所)
 ◎天野恵一さん/花崎皋平さん(ピープルズ・プラン研究所)

 ◎司会:松井隆志さん(武蔵大学)
    :田浪亜央江さん(成蹊大学アジア太平洋研究センター)

【参加費】 無料
【主催】 ピープルズ・プラン研究所・成蹊大学アジア太平洋研究センター
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★シンポジウム終了後、懇親会を開催します
第2部 懇親会 立食パーティー 〈参加費2,000円)
 時間:18:00〜20:00
 会場:成蹊大学6号館地下1F

◎お申込み(第2部懇親会のみ)
e-mail:ppsg@jca.apc.org
Fax:03-6424-5749

案内については、以下のチラシでもご覧になれます。
会場へのアクセス方法も記載されたポスターになります。
http://bit.ly/25E1Z16

投稿者:事務局

2015-8-2 15:18:00

『季刊ピープルズ・プラン』最新号69号、いよいよ刊行されました!
ぜひ手にとってご一読ください。
どうぞよろしくお願い致します!

詳細につきましては、下記URLよりアクセスしてください。

============================================
『季刊ピープルズ・プラン』69号
             2015年7月25日発行
http://www.peoples-plan.org/jp/modules/tinyd0/index.php?id=74
============================================

投稿者:事務局

2015-7-20 20:27:00

みなさま

最新号PP69号がいよいよ今週末7月25日(土)に刊行します!
同日、14時より発送作業をPP研会議室にて行います!
ご協力いただける方はぜひよろしくお願いいたします!
ご自身の関わっていらっしゃる活動のチラシを同封されたい方も是非お待ちしております!

実は発送の手が足りておりません!!
どうぞよろしくお願い申し上げます!

場所はこちらまで↓↓↓
http://www.peoples-plan.org/jp/modules/tinyd1/index.php?id=5

投稿者:事務局

2015-4-18 17:31:00

 以下、2015年世界社会フォーラムに関する3つの記事を掲載いたしました。
ぜひご覧ください。


世界社会フォーラム組織委員会・バルドー博物館テロ事件後の二回目の声明(2015.3.19) (翻訳)

 世界社会フォーラム組織委員会は、本日〔2015/3/19〕午前緊急会合を開催し、昨日〔2015/3/18〕バルドー博物館を狙ったテロ攻撃の直接的影響を検討した。

 組織委員会は、世界中の異なる社会活動家や市民からの無数のメッセージと連帯声明を受け取った。彼らは、フォーラム参加を改めて約束するとともに、この比類なき瞬間において、チュニジアやその他の地域や世界での、テロリズムに反対する大衆的動員への関与を表明した。
 組織委員会は、以下の世界的世論を報告する。

・すべての代表団は、いかなる変更も修正もなく、予定された活動への参加を表明した。このことが、チュニジアとの、チュニジア国民との、そしてさまざまな国に属する犠牲者たちとの、オルタ・グローバリゼーション活動家の連帯を実際に示すことになり、平和、民衆間の連帯、民主主義と自由などの原理への献身を表すことになる。

・開会記念行進は、3月24日午後4時に予定されている。行進は、「世界の民衆はテロリズムに抗して団結する」のスローガンの下、バブ・サアドゥーン広場(la place BAB SAADOUN)からバルドー博物館(musée du Bardo)に向かう予定である。

・世界社会フォーラム国際評議会内に、「テロリズムと闘うためのオルタ・グローバリゼーション運動によるバルドー国際憲章」(LA CHARTE INTERNATIONALE ALTERMONDIALISTE DU BARDO DE LUTE CONTRE LE TERRORISME)策定のため、特別委員会を創設する。同委員会は、2015年3月26日正午にファラハト・ハシャード・キャンパス(campus de Farhat Hached)での一般集会を開催する。

 組織委員会は、テロリズムに反対する上での、社会的、市民的、民主的、平和的、そしてオルタ・グローバリゼーション的な諸勢力の重大な役割を念頭に、彼らにその動員強化の要請を重ねて表明する。これによって、チュニジアで開催される世界社会フォーラムは、この地域での、そして世界での、力関係を変え、平和・民主主義・社会的正義の賛同へと向かう決定的な転換点となるであろう。

世界社会フォーラム組織委員会
アブデルラーマン・ヘジリ(Abderrahman Hethili)

(日本語訳 大屋定晴)

−−
※フランス語版・英語版より翻訳。
※訳者追記
 事件直後の一回目の組織委員会声明については、次のサイトに日本語訳がある。
http://attaction.seesaa.net/article/415888017.html [2015年3月23日閲覧]

 なお以下のブログにも、二回目の声明の情報が掲載されている。
http://blog.socialforum.jp/2015/03/blog-post.html
(同ブログ内、「2015年3月20日金曜日 オープニング・マーチはバルドー博物館に向かうことに」)[2015年3月23日閲覧]


マグレブ社会フォーラム監査委員会・2015年3月18日付声明 (翻訳)

※訳者追記
 2015年3月18日のチュニス・バルドー博物館テロ事件の首謀者は、「イスラム国」だと一般的には報道されているが、チュニジアとリビアに基盤のある「アンサール・アルシャリア」の一員(ないし元メンバー)であるとも伝えられている。アンサール・アルシャリアは、下記声明にあるシュクリー・ベラィド氏を、2013年2月6日(2013年3月26日〜30日のチュニス・世界社会フォーラムの直前)に暗殺したとの疑いもかけられている。ベラィド氏は、ベン・アリー政権時代のチュニジアで人権派弁護士として鉱山労働組合の弾圧事件に抗議し、2011年のベン・アリー政権崩壊後は世俗主義左派の政治指導者として、当時の政権与党第一党のアンナハダ(現在は国会第二党として連立政権に参加)とイスラム原理主義との関係を批判していた。彼の葬儀の日に、同国最大のナショナルセンターであるチュニジア労働総同盟(UGTT)が、暗殺事件に抗議するゼネストを行ったが、このUGTTは、チュニジアでの世界社会フォーラム開催準備に――今回を含め――二度とも大きく関与している。
 
‐‐以下、翻訳‐‐

「われわれはテロには屈しない」

 マグレブ〔アフリカ北西部アラブ諸国地域〕社会フォーラムの動向に関与してきたわれわれ――さまざまなアソシエーション、組合、社会運動体――は、2015年3月18日のチュニス・バルドー博物館で犯された犯罪的で野蛮なテロ活動に慄然とさせられた。
 この犯罪行為は、多様な宗教や国際憲章・国際協定によって支持されてきた価値観を言語道断にも否定し、「もうひとつのチュニジア」・「もうひとつのマグレブ」への希望の出発点となるこの国を、世界社会フォーラム開催前に、混沌へと投げ込もうとしている。その目的は、チュニジアの経済回復を、対立の平和的解決という経験を、そして民主主義への移行を、その土台から破壊することである。その目標は、独特な考え方を押し付けて、チュニジアへの訪問者に恐怖を広めることである。この野蛮な行為は、〔同じくチュニスでの〕2013年世界社会フォーラム開催前に起きたシュクリー・ベラィド(Choukri Belaid)暗殺と同じ性格のものである。

―― われわれは、この犯罪行為を非難するとともに、被害者とそのご家族への連帯を表明し、負傷者の早期の回復を願うものである。そして、亡くなられた方々のご家族、チュニジア国民、テロ行為に苦しんだすべての人々に、心からの哀悼の意を表明する。

―― 生存権を攻撃対象としたあらゆるテロリズム的・犯罪的行為に対して、抵抗と連帯を呼びかけよう。このような行為は、暴力と敵意と憎悪とを煽り蔓延させるだけである。

―― 次のことを思い起こそう。すなわち、野蛮に対する防壁となり、さまざまな個人や共同体の共存を保証する一手段となるのは、多様性への権利の尊重と対話の文化だけなのだと いうことを。

―― われわれは依然として立ち上がっており、テロには屈しないと述べるために、2015年3月24日から28日にかけて開催される2015年世界社会フォーラムへの大きな動員と参加とを呼びかけよう。

―― われわれは世界の社会運動に対して、チュニジア国民を支援し、民主主義への、多様性の尊重への、社会正義や自由への、そして必要かつ可能なもう一つの世界への、われらが献身と熱望とを力強く表明すべく、2015年世界社会フォーラムのさなかにあるチュニスにおいて一つのデモンストレーションを行うことを求める。

マグレブ社会フォーラム監査委員会より
カサブランカ、2015年3月18日

--
原文
https://www.facebook.com/fsm2015/posts/898726736844735 [2015年3月23日閲覧]
(日本語訳 大屋定晴 ※フランス語版より翻訳)

---ここまで---


2015年3月24日 アレクシス・ツィプラス(現ギリシャ首相)からの2015年世界社会フォーラムへのメッセージ'(翻訳)

親愛なる友人、そして同志のみなさん。
 14年前の新世紀のはじまりに、市場のグローバリゼーションに対する民衆の応答として、世界社会フォーラムは現われました。それは慎重にも、世界中からの運動、労働組合、団体の多彩な会合だと言われました。フォーラムはグローバルな問題への――すなわち、貧困、社会的格差、民主主義の欠如、人種主義、環境破壊、経済的・社会的公正の不在といった問題への――進歩的な解決策を求めていたのです。対等な人々同士の対話と水平的なプロセスとを駆使することで、世界のさまざまな地域から社会的勢力が――それはおそらく異質な問題に対して闘っているのかもしれませんが――それでもなお共通目標を中心にまとまり、地球のためのオルタナティブなヴィジョンと青写真とを練り上げることができるということを、証明してみせたのです。以上のような価値観を「利潤よりも人間を」とか「もう一つの世界は可能だ」といったスローガンに集約させながら、世界社会フォーラムは、グローバルな新自由主義の優位を結局のところ疑うような考え方や行動様式を生み育てる空間になったのです。
 世界のために異なる見込みをつくるという私たちの共同責任は、今日さらに重大なものとなっています。私たちを脅かす市場の力を前にしたオルタナティブな見方として、盲目的な狂信や暴力、そして社会的な退行が現われているこの時代だからこそです。こうした見方こそが、わずか数日前にチュニスで恐怖と死をまきちらした者の背後にある動機であったのです。こうした見方への道を断固として閉ざすために、貧しき人々や抑圧された人々の心をさまざまな運動がつかまなければなりません。不寛容と狂信とが結びついても、ファシズムと人種主義とが結びついても、未来への新たな道は切り開かれません。世界が前進するとすれば、それはただ、民主主義や権利の尊重、連帯、そして共同の闘争によってでしかないのです。
 親愛なる友人のみなさん。
 ご承知のとおり、これまでかなりの期間、ギリシャは新自由主義の教義と衝突してきました。市場による強奪と緊縮財政という破滅的政策とに直面して、私たち民衆は、民主主義や福祉国家、公共財、そして適切な賃金のある仕事の権利を守ろうと決意しました。私たちは、生命や尊厳や社会的公正のための格闘を提起しています。これらはみな、経済や純然たる金融的利益の必要性に社会を順応させるのではなく、社会の必要性に経済を順応させる闘争の中にあるのです。
 私たちの視野は、自国の国境に制限されるわけではありません。むしろ、ヨーロッパ全域に広がるものです。私たちの歩みを他の人々も続いており、そうした人々が世界をより公正なものとし、未来をもっと輝かせるために、民主主義による権力の活用を決心していることを、私たちは知っています。ヨーロッパにおける現在の力の均衡と衝突する最前線がすでに形成されつつあるのであって、それは日に日に強まっています。
 こうしたことの進展が今年、チュニスでの世界社会フォーラムのさなかに議論されるであろうことを、私たちは知っています。考慮すべき重要なことには、ギリシャへの全面的な支援もありますが、ヨーロッパでの、そして世界全体での歴史的変化のために闘っているすべての人々への全面的支援もあると私たちは知っています。これこそが本日、楽観的で力強く決意ある挨拶を、今年のフォーラム参加者にギリシャが送る理由なのです。連帯を自らの対抗手段としながら、民衆こそが勝利するでしょう!

アレクシス・ツィプラス

−−
原文
https://www.facebook.com/fsm2015/posts/901029749947767 [2015年3月24日閲覧]
(日本語訳 大屋定晴 ※英文より翻訳。) 

投稿者:事務局

2015-1-11 10:02:13

投稿者:事務局

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