研究会・講座

  • ■戦後研のご案内
    日時:2024年4月24日(水) 18時〜(以前より開始時間が早いのでご注意ください)場所:PP研会議室報告:池田祥子さん読んでくるもの:天野恵一『大衆映画の戦後社会史:あの時代の風景と人びとの気分を観直す』梨の木舎(2024年) ※感染対策で参加人数を把握したいため、新規あるいは久しぶりに会場に来 […]
  • 第17回「経済・財政・金融を読む会」
    みなさま。3月24日(日)に、第17回経済・財政・金融を読む会を開催しますので、ご案内させていただきます。 能登半島大地震が招いた悲惨な光景は、被災地が過疎化の急激に進んでいる地域であっただけに、人口減少社会の抱える問題を先取り的に浮かび上がらせています。老朽化したままの生活インフラ、崩壊寸前のコミ […]
  • ■戦後研のご案内
    日時:2024年3月20日(水・休日) 18時〜(以前より開始時間が早いのでご注 意ください)場所:PP研会議室簡単な事情説明:松井隆志読んでくるもの:松井隆志『流されながら抵抗する社会運動:鶴見俊輔『日常的思想の可能性』を 読み直す(いま読む!名著)』現代書館(2024年) ※感染対策で参加人数を […]
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論説

  • 「日本の経済成長が復活する」と大はしゃぎする人たち
     ――労働力不足時代の経済は、いかにあるべきか                          白川真澄 大企業の利益は過去最高を更新し、日経平均株価は急上昇し続けてバブル期の史上最高値まであと少しに迫る。その一方で、GDPは30年間の「長期停滞」の帰結としてドイツに抜かれて4位に転落し、実質賃金 […]
  • 政党の財政基盤をめぐる新しい政治改革のために―公的助成と自主財源をめぐって
    大井赤亥(広島工業大学非常勤講師) はじめに 2024年の政局は自民党の派閥裏金問題で幕を開け、1993年の政治改革から30年をへて、あらためて政治の刷新が問われる年となった。 裏金問題の発端は2022年11月の「しんぶん赤旗」による告発記事にさかのぼる。それによると、自民党の5派閥が開催してきた政 […]
  • ドイツはどこへ行くのか?
    木戸衛一(大阪大学招へい教授) はじめに  カール・ヤスパース晩年の著作に、『連邦共和国はどこへ行くのか?―事実・危険・好機』(1966年)がある[1]。かつて反全体主義・反共主義の闘士だった彼はこの書で、西ドイツにおいて、民主主義から政党寡頭制への構造変化、さらには政党資金への国家補助や大連合政権 […]
  • 支離滅裂の岸田「経済対策」
                                       白川真澄  岸田政権の支持率の低落がどうにも止まらない。マスコミの11月の世論調査では軒並み3割を切って(毎日:21%~NHK:29%)、危険水域に入った。この政権の先が長くないことを告げる。さらに、パーティ券裏金作り問題が追い打 […]
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時評

  • 1・13パレスチナ連帯行動:東京 2024
    小泉雅英 https://youtu.be/BzMyAAwvoNY 当日の動画です。 1月13日、英国のパレスチナ連帯キャンペーンなどの呼びかけで、「ガザ連帯グローバル行動デー」として、日本でも各地で抗議行動が行われたが、東京での二つの行動に参加した。 (写真1)新宿駅東南口前広場に多数の人々が結集 […]
  • 23.11.23 国会前アピール
    自衛隊馬毛島基地建設が進められている種子島から、和田香穂里(前西之表市議会議員)が国会正門前にアピールを届けます。事情により東京に駆けつけることができなくなったので、宮古の清水早子さんに代読をお願いします。 (写真は清水早子さん提供) 今この国は戦争へと突き進んでいます。その先頭に押し出されているの […]
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コラム

  • 人間の死、歴史の中の人間の死、現在進行形の死
    小泉雅英  既にふた月が過ぎたが、今年は多難な幕開けであった。それでも生きて行くために、何かしらの希望を持ちたいが、まずは昨年を振り返っておきたい。2023年とは、どんな年だったのか。少なくとも私には、<人の死>に思いを致さざるを得ない年だった。あらためて、人間の死、歴史の中の人間の死、現在進行形の […]
  • ナガサワ先生の高校白書39   石巻再訪
          2016年3月以来7年ぶりに宮城県石巻市を訪ねた(23年11月19-20日)。震災後5年の前回の石巻は、瓦礫の撤去がようやく終わり、漁業関係の施設・設備が出来たぐらいの感じだった。海辺には新しい家などはなく、震災を伝える施設もなかった。ただ多くの工事関係者が働く活気を […]
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書評

  • 書評:市民の政治技術論として鶴見俊輔を読む
    対象書籍:松井隆志『流されながら抵抗する社会運動―鶴見俊輔『日常的思想の可能性』を読み直す』(現代書館、2024年) 安藤丈将(大学教員) 近年、鶴見俊輔の著作の再読が進んでいる。歴史、哲学、社会学など異なる分野の研究者、ジャーナリストなどが鶴見に興味を示し、静かなブームともいえる状況が続いている。 […]
  • 残日<読書>録 ③『東京裁判』・<戦争責任・戦後責任>の戦後史
    ――『東京裁判』(赤沢史郎)・『考証東京裁判』・『東京裁判研究』・『私たちと戦後責任』(3冊とも宇田川幸大著)を読む。                                  天野恵一  敗戦の翌年(1946年)5月3日にスタートした極東国際軍事裁判。この「東京裁判」の判決公判は1948年 […]
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国際

  • フィリピン 反乱鎮圧が続く中、和平交渉の行方は?
    本稿は、フィリピンの人権問題に取り組むStop the Attack Campaignのメールマガジン(2023年12月)から転載したものです。 大橋成子(ピープルズ・プラン研究所、APLA理事) 2023年11月23日、フィリピン政府とフィリピン民族民主戦線(NDFP)は、同時に記者会見を行い、両 […]
  • 今、ラテンアメリカで何が起きているのか?ー民衆運動の現在と課題                         
    太田昌国氏 講演 <概要説明>                             1980年代からボリビア「ウカマウ集団」の映画作品を、日本で独自に紹介・上映してきた太田昌国(シネマテーク・インディアス)が、1970年代の現地滞在以来の経験と考察を基に、「今、ラテンアメリカで何が起き […]
  • 「大地の蜂起」をめぐって  アンドレアス・マルム
    (箱田徹・訳) 「大地の蜂起が実は危険なテロリスト集団だという印象を与えるために、フランス政府は教祖をでっち上げざるをえなかった」 『パイプライン爆破法』の著者アンドレアス・マルムが語る。 大地の蜂起[i]への解散令でジェラルド・ダルマナン内務大臣に言及されたスウェーデンの著述家アンドレアス・マルム […]
  • 米中覇権争いの構造と展望
                                       金子文夫 はじめに  21世紀に入り、米国の総合国力の低下と中国の台頭によって、世界の覇権構造(「国際秩序」)に大きな変動が生じつつある。米国の政治学者グレアム・アリソンは、新興国が覇権国に挑戦するとき、危険な緊張、衝突が生じうる […]
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